数ある家庭用脱毛器の中で、選ぶ基準の一つでもある商品の値段。
サロンやクリニックに行かなくてもいい反面、
- そんなに安くで本当に脱毛できるのかな?
- やっぱりそれなりに値段がする方が効果があるのかな?
- そもそも家庭用で本当に効果があるのかな?
そんな心配はありませんか?
結論から言いますと、安くても高くても効果は期待できます。
それはムダ毛ケアができる仕組みがほとんど同じだから。

え?じゃあ安いやつの方がいいよね!高いものは買うハードル高いもん。

まあね…値段のハードルってあるよね。でもせっかくなら高いものと安いものにどんな違いがあるのか見てからでも遅くないよ。
高いものは高いなりの、安いものは安いなりの理由があります。
その理由を紹介します。
家庭用脱毛器の高いものと安いものの違い
- 使っている素材
→安いものは安い素材で壊れやすい。長く使えるかどうかは一か八か。 - 照射パワー
→照射パワーは効果に直結するので重要。高いものの方が効果を期待できるのは照射パワーが高いため。早く効果を実感したい人は高いものがおすすめ。根気よく頑張れる人は安くてもOK。 - ブランド
→有名メーカーほど下手なものは作れません。安心・安全・保証・効果が欲しい人には一番いい。 - 使い勝手のよさ
→冷却機能や照射面積が広い、モードが多くあるなど。 - 型落ち
→もともとの値段は安くはないが、新モデル発売や販売終了にともなって安くなっている場合がある(割とねらい目)
使っている素材
そもそもなんですが、家庭用脱毛器に限らず、利益がまったく出ない商品を売るメーカーなどほとんどありません。
安いものは安く売るために安い素材を使っています。
原価はその商品の値段より確実に安いです。

安い素材のなにがだめなの?

安い素材でもそれなりの見た目のものは作れるよ。でもね、耐久性や性能に限界があるんだ。
極端な例だけど、プラスチックとダイヤモンド。
プラスチックは簡単にバキッと壊せるけど、世界一硬い宝石のダイヤモンドは簡単には壊せません。
耐久性にも値段にも雲泥の差があります。
ダイヤモンド風のネックレスは1000円で買えるけど、ダイヤモンドのネックレスはどれだけ小さな粒でも1000円では買えませんよね。
つまり、使っている素材の差は商品の値段にもあらわれるのです。
はっきり言って安いものはほんとに安っぽい。
ちょっと不安になるくらいに。
そして、家庭用脱毛器の中の部品などは見えないのですが、わかりやすい場所だと照射面。

ランプのところのフィルターとでもいいましょうか。
この部分はかなり大事な部分で、
- 照射の熱が直にあたるため、熱耐性は必須
- 傷などが付くと、光の効果がうまく発揮できなくなるため効果が弱まる。傷が付きにくいことが大事。
それに家庭用脱毛器は熱を使うものなので、照射面以外でも熱耐性はものすごく大事です。
いや、一番大事と言ってもいいくらいです。
どれだけ照射パワーが強くても、熱耐性がなかったらすぐにオーバーヒートして使えなくなるし、最悪壊れます。
照射パワー
脱毛器の照射パワーはJ(ジュール)数で表示されています。
公式にジュール数を公開していないものもあるので一概には言えませんが、基本的に、ある程度値段のするものの方がジュール数は高いです。
消費電力(W数)もハンディタイプのものだと、
- 高いものは最大60~80Wくらいが多い
- 安いものは最大25~45Wあたりが多い
据え置き型のケノンは最大220W。
強いパワーを使うとなれば消費電力も大きくなります。
ちなみに、業務用の大きな脱毛器だと最大1500Wとか2000Wとかになります。
よく、『〇ジュールでサロンと同じパワー!』と書いてある家庭用脱毛器がありますよね。
これだけ見たら家庭用脱毛器の方がいいじゃん!と思いますが、そこは少し注意が必要。
どういうことかと言うと、
『〇ジュールでサロンと同じパワー!』
→1照射の最大パワーは同じだけど、その最大パワーで照射し続けることはできない
業務用はW数が大きい分、高出力を保ったまま照射できます。
ですが、家庭用は業務用ほどの大きなパワーは使えないので、高出力での連続照射に限度があります。
このあたりが、高いもの安いものの照射パワーの違いです。
ブランド
有名メーカーのものって安くはないですよね。
できれば誰でも知っているようなメーカーのものの方が使いたいですが、清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟が必要だったりします。
一方安いものはどこの?というものが多いです。

そうそう。安くても買えない理由ってそういうのもあるよね。
有名メーカーは広告をバンバン出すので、多少商品の売値にその分が反映されてしまいますが、それだけ自信のあるものでもあります。
パナソニックのスムースエピ(光エステ)やブラウンのシルクエキスパート、ヤーマンのレイボーテは、どこの家電量販店でも売っている大手メーカー。
さすがにどこのかよくわからない、信頼のない商品を、家電量販店が置くことはありません。
信頼できないものを売って何かあった場合、家電量販店の信頼もガタ落ちしますからね。
仮に何かあってもしっかり対応できるのが大手有名メーカー。
確かに価格は高くても、安心も一緒に買えるのが大手ブランドの強みです。
家庭用脱毛器は熱を使って直接肌に作用するものなので、やけどなど肌トラブルを起こすリスクもあります。
だからこそ安心して使えるかも重要なのです。
例外的なのは、製造会社自体が直接販売まで行っているところ。
有名メーカーと同じような性能でも、卸売業者を通さないことで商品の価格を抑えることができます。
こういう商品はだいたいネット通販しか販売ルートがないので、いい商品だとしてもあまり知られていません。
使い勝手のよさ
家庭用脱毛器は、
- 最低限の機能を搭載したもの
- 使える機能(モード)が多かったり、アタッチメントが付属されたりしているもの
があり、これが値段の高い・安いの違いにも表れています。
安いものは照射レベルを選択するくらいのものが多いです。
これが悪いというわけではなく、最低限の機能はあるので十分と言った感じ。
高いものは、『安いものでも十分だけどここがこうだったらな…』と思うような、かゆい所に手が届く仕様になっていいるものが多いです。
例えばパナソニックやブラウンの家庭用脱毛器には、高いモデルと安いモデルがあります。
それぞれの違いは以下のようになっています。
パナソニック 光エステスムースエピ
ES-WG0A (最上位モデル) ![]() | ES-WH7A (コンパクト・軽量モデル) ![]() | |
冷却機能 | あり | なし |
照射モード | レベル1~5 ハイパワーモード スピードモード | レベル1~5 |
アタッチメント | フェイス&ボディ用 I・Oゾーン用 ワイド(冷却機能なし) | ボディ・Vゾーン用 I・Oゾーン用 フェイス用 |
照射回数 | 約30万回 | 約30万回 |
消費電力 | 約80W | 約25W |
定価 | 118,800円 | 42,600円 |
※定価はパナソニック公式オンラインショップより
ブラウン シルクエキスパート
Pro5![]() | Pro3![]() | |
照射パワー | 最大18ジュール | 最大12ジュール |
照射モード | 通常 やわらか 超やわらか | 通常 やわらか |
肌色の読み取り | 10段階 | 3段階 |
照射間隔 | 最速約0.5秒 | 最速約0.6秒 |
アタッチメント | 通常ヘッド コンパクトヘッド ワイドヘッド | 通常ヘッド コンパクトヘッド |
照射回数 | 約40万回 | 約30万回 |
消費電力 | 約75W | 約75W |
定価 | 99,800円 | 69,800円 |
※定価はブラウン公式楽天市場店より
照射モードやアタッチメント、性能面においても、使い勝手は高いものの方がよくなっています。
型落ち
パナソニックやブラウン、ヤーマンなどの大手メーカーは毎年のようにリニューアルして新作を発表しています。
その際、前モデルは値下げされることが多いです。
ブラウンの場合、2022年モデルと2023年モデルの性能に変わりはないのですが、2022年モデルの方が安くなっています。
もともと79,800円で売っていたものが、安くて6万円前後になっていました。
ブラウンに限らずパナソニックもヤーマンもそうですし、どこのメーカーもリニューアル品が発売されると、前モデルは値下げすることが多いですよね。
ただ前モデルよりもさらに前だと、性能が劣っていたとしても値段が高いことがあるので、型落ちを狙うなら現行モデルの1個前をおすすめします。

古いモデルはレアというか、今では入手困難になってるから高いのかも。わざわざその値段で古いモデルを買わなくても…って感じです。
高いものか安いものか。家庭用脱毛器を選ぶポイント
家庭用脱毛器の高いもの安いものの違いは、
- 使っている素材
- 照射パワー
- ブランド
- 使い勝手のよさ
- 型落ち
以上の点を踏まえると、購入する際に注意したいポイントが見えてきます。
- 安いのにJ数が高くてW数も大きいものは耐久性に疑問がある
- いろんな機能が付いているのに安い(ただし美肌モードみたいなのは別)
- 口コミが多いものでも自分が安心して使えるか
※美肌モードが別なのは、脱毛器に使っている光が美肌効果もあるものだからです。出力はムダ毛ケアよりも弱くなっています。
家庭用脱毛器は肌に直接使うものですし、値段よりも安心・安全を優先した方がいいです。

でもそれってどこらへんを目安にしたらいいのかわからないよ。

そうだね。目安は3万円くらいがいいよ。
なぜ3万円かというと、最低限の性能・機能があって、わりとしっかりした企業が販売しているからです。
3万円なら高すぎず安すぎず、こつこつ貯めれば手が届く範囲なので、目安や目標にもしやすいです。
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